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ぽっかり月がでましたら

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朴慶南(キョンナム)・キョンちゃんが行くよ

携帯が変わったので、テストしてみます。



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# by kyongnum | 2016-04-08 15:34
12月16日(水曜日)
昨日、日付を書いてなかったですが、1日経ったいまは、なんと韓国のキンポ空港にいます。羽田からキンポに着き、これから国内線で釜山に向かうところです。なぜ釜山かというと、昨日、途中になった新刊の話とつながります。では昨日からの続きを。

11月の末に発売された新刊のタイトルは、「あなたが希望です」。親しい友人は、これまでの私の本の中ていちばんいいタイトルと言ってくれましたが、私自身も気に入ってます。あれやこれやとタイトルに悩んでいたとき、ふっと、この言葉が頭に浮かびました。釜山への搭乗が始まったので、続きは釜山に着いてからにします。
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# by kyongnum | 2015-12-17 08:05
今年も残り少なくなりました。新しい年を前に、なんとも久しぶりな文章を、昔ながらの携帯を手に綴ります。
生来の筆不精(それなのに物書きをやってる不思議)のため、昨年の春以来の更新です。まず新刊のお知らせを、させてください。

長い間、依頼されたまま、ずっと書けないでいた本が、11月末にようやく出版されました。これまで連載をまとめた本は出してきたのですが、書き下ろし(初めから書く)となる本は20年ぶりになります。
思えば20年前に出版した年(戦後50年)の12月、嵐のような突然の大病で命を忘れかけましたが、戦後70年目の今年、新刊を出せたのも、命を忘れることなく生きてたからこそと、しみじみと感慨を覚えます。
さて、電車が最寄り駅に着いたので(車内で文字を打ち込んでました)、続きはウチに着いてから。
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# by kyongnum | 2015-12-15 16:09
4月6日(日曜日)
春ですね。「春は名のみの春」という言葉がありますが、連日の雨模様と冷たい風に、満開だった桜が散って、道を薄桃色に染めています。
それでも陽射しがそそぐと、春爛漫の美しさで景色が輝き、風もやわらかく感じられるようです。

昨年の6月から季節がめぐり、年も変わり、この春を迎えて、ずいぶん久方ぶりの文をつづります。

新刊が3月20日に出ました。光文社の知恵の森文庫、「私たちは幸せになるために生まれてきた」です。3年前に出版した単行本(毎日新聞社刊)を文庫にしたのですが、2ヶ月かけて手を入れ、加筆、訂正して新しく生まれ変わりました。

タイトルは、本文の中でご紹介した、松本サリン事件の被害者、河野義行さんの「人はみんな幸せになるために生まれてきたのだと思っています。自分がいちばん幸せを感じることをすべきではないでしょうか」という言葉からとりました。
ほんとにそのとおりと思いたいし、そうありたいものです。

この本の内容については、前書きに、こう書きました。

「私が出会った人たちや、体験したこと、ぜひ伝えたいと思ったことなどをつづりました。人生への肯定感、人間の素晴らしさを、きっと実感していただけるのではないかと思います。
たとえ、どんな状況下や境遇のなかにあっても、よりよい方向へと歩んでいく力と、生きている意味を、この本の一話一話から受け取っていただけたら、ありがたく幸せです」

文庫になって良かったことの一つは、単行本の大変な間違いを直すことができたことです。文庫にならなければ、気がつかないままの大変な間違いでした。

全部で二十話の中の、第十話「民草の願い」。友人のお舅さんの戦争体験をテーマにしています。民草という言葉を辞書で引くと、「人民」以外に、広辞苑には、もう1つ記載されていました。
「民がふるえるさまを草にたとえていう語」 単行本では、これを引用して、戦争体験へとつなげました。最後のまとめにも、再度、引用したのでした。

ところが、文庫にするために、光文社の校閲が調べたら、私の広辞苑の読み間違いがわかりました。実際は、「民がふえるさまを草にたとえていう語」だったのです!
「ふえる」と「ふるえる」では大違い。私は、単行本で、間違った言葉の意味を伝えてしまったことになります。とんでもないことです。単行本(その前の連載も)を読んでくださった方たちに、謝るばかりです。申し訳ありません。ごめんなさい。

文庫では、しっかりと書き直しました。間違いを正すことができて、冷や汗とともに、ホッとしています。ああ、良かった。

「民草の願い」では、この間違いの他にも、かなりの加筆をしました。友人のお舅さんは、戦争中、インパール作戦を生き延びた方です。敗戦時、ビルマで捕虜になったとき、戦犯の裁判を待っていた日本兵から、小さな紙切れ(遺書のような手紙)を託されます。日本の家族に渡してほしいとのこと。お舅さんは、その紙切れを靴の底に隠して日本に持ち帰るのですが、それをずっと手元に持ったまま、数年前に人生を終えました。
なぜ、ご家族に渡してあげなかったのか、その後、紙切れはどうなったのか。
単行本では、その辺りが不十分でしたが、文庫で詳しく書き足すことができました。

戦争を体験した人たちが少なくなっていく中、その体験を継承していくことの大切さを、あらためて痛感します。再び日本が戦争する国にならないためにも。

戦争が生み出すのは、計り知れないほどの不幸。私たちは、不幸になるために生まれてきたわけではないはず。

文庫の後書きに、こう書きました。
「幸せの大前提は、何よりも平和であることでしょう。平和という幸せは、決して手離してはいけないと、いま一度、胸に刻みこみたいです」

万物のいのちが輝く春。生きとし生けるものが幸せであれと、願うばかりです。
携帯を使っての久しぶりの書き込み。新刊のお知らせと、「民草」の間違いについての謝りでした。
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# by kyongnum | 2014-04-11 01:14
昨年(!)の3月19日ぶり。なんと久しぶりのことでしょう!!。読み返してみると、広島へ行って103歳の被爆者の小田松枝さんに会って、布の折りづるを…というところで電車が駅に着き、その後は途切れたままです。随分、時が流れてしまいましたが、続きを、ようやく本に書きました。そうです!新刊が出ました!。お知らせです。
タイトルは「やさしさという強さ」(毎日新聞社)1500円+税
内容の紹介を、「はじめに」という前書きの文章で伝えさせてください。
発売に間に合わせるため、最後の追い込みは、48時間の不眠不休。そのいちばん終わりに綴ったものです。
「福井県に、大本山永平寺という曹洞宗のお寺があります。そこで発行されている月刊誌「傘松」に、2013年の4月まで、3年余りにわたってエッセイを連載してきました。
前著『私たちは幸せになるために生まれてきた』はその連載の前半部分をまとめたものですが、今回、最終回を迎えた後半部分に手を入れ、加筆して一冊の本になりました。
2012年の1月から2013年の4月まで、春夏秋冬の季節の移ろいとともに、「これを、ぜひ伝えたい」と思う、さまざまな話をつづっています。
私が出会った素敵な人たち、胸に刻みたい言葉、心が温かくなる出来事、感動的なエピソード、知っておきたい事実、大切なことを気づかせてくれるメッセージ…。カンボジアや広島、そして、被災地である宮城と福島への旅。人類が拡散していった5万キロをたどる「グレートジャーニー」という壮大な旅の物語…。どれも読んでいただきたい話ばかりです。
どの話にも共通しているのが、「いのちを輝かせる」「いのちを慈しむ」ということのように思えます。人間だけでなく、あらゆるいのちに対して。
そのいのちを傷つけ、踏みにじる戦争や原爆、原発事故についても、多くを書いています。それらを乗り越える最強のものが、人がもつ「やさしさ」だということを、私が出会った素敵な人たちに教えてもらったきがします。
「いのちを輝かせる」「いのちを慈しむ」ことも、「やさしさ」があるからできることでしょう。この「やさしさ」という言葉を本のタイトルにしたのは、こんな由来があります。
「つつましく、やさしく、ゆったりと」の章で紹介していますが、探検家の関野吉晴さんが、遊牧民のリーダーに、「強さとやさしさ、どちらが大切か」と聞いたそうです。「強さ」と答えると思ったら、そのリーダーは、「強さだけでは生きる役に立たない。だけど、やさしささえあれば生きていける」と語ったといいます。
「やさしささえあれば生きていける」という言葉が心に響きました。強さだけでは、自然を壊したり、人を蹴落としたり、物を独占したり、みんなが生きる役には立たないでしょう。

やさしいことが、本当に強いことなのだと思います。「やさしさという強さ」で、いまをともに生きていくことを、この本をとおして伝えることができたら、ありがたく幸せです。

2013年5月17日

朴慶南」
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# by kyongnum | 2013-06-02 17:56