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ぽっかり月がでましたら

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朴慶南(キョンナム)・キョンちゃんが行くよ

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昨年(!)の3月19日ぶり。なんと久しぶりのことでしょう!!。読み返してみると、広島へ行って103歳の被爆者の小田松枝さんに会って、布の折りづるを…というところで電車が駅に着き、その後は途切れたままです。随分、時が流れてしまいましたが、続きを、ようやく本に書きました。そうです!新刊が出ました!。お知らせです。
タイトルは「やさしさという強さ」(毎日新聞社)1500円+税
内容の紹介を、「はじめに」という前書きの文章で伝えさせてください。
発売に間に合わせるため、最後の追い込みは、48時間の不眠不休。そのいちばん終わりに綴ったものです。
「福井県に、大本山永平寺という曹洞宗のお寺があります。そこで発行されている月刊誌「傘松」に、2013年の4月まで、3年余りにわたってエッセイを連載してきました。
前著『私たちは幸せになるために生まれてきた』はその連載の前半部分をまとめたものですが、今回、最終回を迎えた後半部分に手を入れ、加筆して一冊の本になりました。
2012年の1月から2013年の4月まで、春夏秋冬の季節の移ろいとともに、「これを、ぜひ伝えたい」と思う、さまざまな話をつづっています。
私が出会った素敵な人たち、胸に刻みたい言葉、心が温かくなる出来事、感動的なエピソード、知っておきたい事実、大切なことを気づかせてくれるメッセージ…。カンボジアや広島、そして、被災地である宮城と福島への旅。人類が拡散していった5万キロをたどる「グレートジャーニー」という壮大な旅の物語…。どれも読んでいただきたい話ばかりです。
どの話にも共通しているのが、「いのちを輝かせる」「いのちを慈しむ」ということのように思えます。人間だけでなく、あらゆるいのちに対して。
そのいのちを傷つけ、踏みにじる戦争や原爆、原発事故についても、多くを書いています。それらを乗り越える最強のものが、人がもつ「やさしさ」だということを、私が出会った素敵な人たちに教えてもらったきがします。
「いのちを輝かせる」「いのちを慈しむ」ことも、「やさしさ」があるからできることでしょう。この「やさしさ」という言葉を本のタイトルにしたのは、こんな由来があります。
「つつましく、やさしく、ゆったりと」の章で紹介していますが、探検家の関野吉晴さんが、遊牧民のリーダーに、「強さとやさしさ、どちらが大切か」と聞いたそうです。「強さ」と答えると思ったら、そのリーダーは、「強さだけでは生きる役に立たない。だけど、やさしささえあれば生きていける」と語ったといいます。
「やさしささえあれば生きていける」という言葉が心に響きました。強さだけでは、自然を壊したり、人を蹴落としたり、物を独占したり、みんなが生きる役には立たないでしょう。

やさしいことが、本当に強いことなのだと思います。「やさしさという強さ」で、いまをともに生きていくことを、この本をとおして伝えることができたら、ありがたく幸せです。

2013年5月17日

朴慶南」
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by kyongnum | 2013-06-02 17:56